競馬バンク 日本古来の在来馬・和種馬 対州馬の特徴や歴史

対州馬の特徴や歴史

対州馬

参考:[http://www.welcomekyushu.jp/gallery/?mode=detail&id=3718]

対州馬

名前
対州馬
特徴や歴史

対州馬(たいしゅうば、たいしゅううま)は、対馬(長崎県対馬市)を中心に飼育されてきた日本在来種の馬で、坂路への適応と温順な性質が特徴です。

他の日本在来馬と同様、体高147センチメートル以下のポニーに分類される小柄な馬だが、険しい山道の多い対馬にあって、かつては農耕馬や木材・農作物・日用品等の運搬に用いる駄馬として活躍しました。

日本在来馬として知られる8種のうち、北海道和種など3種は中型馬、トカラ馬など4種は小型馬に分類されるが、対州馬はその中間に位置し、体高は107~136cmほどで、オスは平均127cm、メスは125cm程度となっています。

対州馬本来の毛色は青毛とされていたが、現在は鹿毛系が多く、青毛、栗毛がついで多くなっています。

特徴としては、以下のものが挙げられます。

  • 性格温順で、粗食にもよく耐える。
  • 体質剛健、肢蹄が強く、急峻な山路を上下するのに巧みである。坂路の歩行に適した側対歩を自然におぼえる。
  • 負担力に富み、通常130~150kgの荷物を運搬する。
  • 蹄が強靱で、通常は装蹄を行わない。
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